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聖輝「……。」


桜蘭「…あんた……」


カツ…カツ…カツ…


聖輝「やっやめてください！優誠くんは関係ない…！！」


優誠「ぐっ…！！」


桜蘭「……。」


スッ…


優誠「…っ…」


桜蘭「あんた…坊やのこと好きなの？」


優誠「…あぁ…好きだよ…俺の親友だからな…！」


聖輝「優誠くん…」


桜蘭「……そう……」


聖輝「さっ桜蘭さん…あの…優誠くんは」


桜蘭「心配しなくても大丈夫よ、嫉妬してないから。」


聖輝「えっ…？」


桜蘭「あんた、名前は？」


優誠「…早坂…優誠…」


桜蘭「そう…早坂くん…坊やの為に身体張ってたね…立派だったよ。」


優誠「当たり前だろ…聖輝は俺の大切なダチなんだから…」


聖輝「優誠くん…」


ガラガラッ！！


猪塚「おっおい！！大丈夫か？！」


聖輝「先生！！」


猪塚「早坂…お前…大丈夫か？！」


優誠「あぁ…何とか…」


桜蘭「放課後、屋上で2人のこと待ってる。」


聖輝「えっ？」


そう言い残し、桜蘭さんは教室から出て行った。


猪塚「だっ誰だ？あの美人は…？」


優誠「屋上でって…何があるんだ…？」


聖輝「分からない…」


猪塚「涼野、早坂を保健室に連れて行ってやってくれ！」


聖輝「はい、行こ？優誠くん…」


優誠「すまねぇ…」


僕は優誠くんを連れて保健室に向かった。