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放課後。


僕と優誠くんは桜蘭さんに言われた通り、屋上に来た。


優誠「屋上に来たけど…」


聖輝「誰もいないね…」


優誠「何だよ！騙されただけかよ？！」


「騙してなんかないよ。」


優誠「えっ？」


聖輝「やっ安田さん？！」


安田「ごめんね、遅くなって…」


優誠「お前が…2年の安田…？」


安田「初めましてやね、早坂優誠くん。」


優誠「…えっ、本当に桜蘭と同一人物？」


聖輝「そうだよ？」


優誠「…お前…すげぇな……」


安田「ふふっ、ありがとう。」


聖輝「あの…安田さん…どうして僕達をここに呼んだんですか…？」


安田「…まずはさっきのこと謝らないとね…ごめん。」


優誠「あのヤクザ…お前のこと愛人だって…」


安田「…あの人は…僕の…命の恩人やねん…」


優誠「命の恩人…？」


聖輝「あの…ボロボロになった自分を拾ってくれたって……」


安田「…せやね、ボロボロやった僕の人生を変えてくれたのが東郷さん…」


安田「僕の人生がボロボロになったきっかけは…小学3年生の頃やった。」