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聖輝「ん〜…図書館何処だろう…」


「あの〜…」


聖輝「こっちかな…いや、こっち？」


「すみません…」


聖輝「ひと通り校舎回ったと思ったんだけど…」


「すみません！！」


聖輝「ひゃあっ？！」


ドシンッ！！


「だっ大丈夫ですか…？」


聖輝「痛たた…こっ小山さん？！いつからそこに…？」


小山「いや、さっきからいました…」


聖輝「あっ…すいません…」


小山「どうしたんですか？授業中なのに…」


聖輝「いや、先生の都合で体育の授業が自習時間になったので、自習できる場所を探していて…」


小山「自習ですか？」


聖輝「はい、図書室って何処にあるんですか？」


小山「図書室…？」


聖輝「はい、そこで勉強しようかなって思って…」


小山「あの…図書室はないです…」


聖輝「えっ？」


小山「不良校なので…」


聖輝「えぇっ？！図書室ないんですか？！」


小山「創立者が必要ないと判断したようで…」


聖輝「そっそんなぁ…何処で自習したら…」


小山「あの…理科室や家庭科室なら誰もいないと思いますけど…」


聖輝「そっそれだ！そこに行けばいいんだ！」


小山「ちょうどスペアキー持ってるので、開けてあげますよ。」


聖輝「ありがとうございます！」


僕は小山さんと一緒に理科室まで移動した。