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ミヤちゃんと思春期

第1章 秘密と理由



「……親友っていう関係はさ、男女じゃ絶対成り立たないと思うの」

小さく言ったミヤさんに、ぼくと佐々木は顔を見合わせた。
いつになく元気がない。

「そんなことないんじゃない?」

「あるよお……」

三嶋さんが放った言葉にミヤさんはぴょんぴょん跳ねた。

「でも恋人は同性でも成り立つからさぁ……『親友』って、なんだか特別だなって……」

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