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お昼
お弁当が進まない。
ずっとアイツの顔が、声が脳内にいる。


「佐央理ちゃん・・・元気ないね。彼氏と食べたかった？」


そう話すのは笑美。
幼稚園からの親友で何でも話せる仲。
偶然笑美も同じクラスになった。


「ううん、そうじゃないんだけど・・・。」


「蓮くんってさ、佐央理ちゃんの事凄い見てるよね。愛されてるなって。」


「そ、そう？時々何考えてるか分かんないよ。」


「そうなの？じゃあさ、今日の放課後お姉ちゃんとその友達とファミレス行くんだけど佐央理ちゃんも息抜きにどう？」