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鼈甲の時計

第2章 ・・・2

『こんにちはー、元気してますか?』
私はこの文を
何回送っただろう。

店で会って
数ヶ月が経った。

あの日以来
yasu様は
店に来ていない。

せっかく
番号聞いたのになぁ。

ミイコチャンに
よっちゃんて人の事聞いてみようかな、、、
いつ来るかとか分かるかもしれないし。

私は
店に入ってすぐに
ミイコチャンに聞いてみた。

「ねーねー、よっちゃんて人と仲いーの?」

「んー、たまに連絡くるくらい?」

「そっかぁ、、、最近店こないよねー?」

「なんでー?よっちゃんに惚れたか!?」

ミイコチャンがニヤニヤしながらツンツンしてくる。

「いや、イケメンの方が連絡こなくてさー」

「あー、やっさん?奥さんが厳しいんじゃない?」

!?

「奥さん!?」

あまりにびっくりして
こえが裏返った。

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