
秘密と彼
第3章 お互いの気持ち
ドキドキ・・・
な、なんであたし饗なんかにドキドキしてんだろ。
どうしよう。
き、聞こえてないかな?
「紀伊」
「えっ?」
ガバッ
えぇぇぇー!?
なななななな何?!
どうなってんの?
なんで饗に抱きしめられてんの?
「怖くなかったか?大丈夫か?なんかされたか?」
「怖かったよ・・・。けど大丈夫だから・・・ね?」
「本当だな?俺に嘘ツイてないな?」
「うん」
だから早くはなしてぇ(°□°;)
ピンポーンパンポーン
一年B組
広田祐輔君
至急、職員室に来てください。
「ざまあみろ!バーカ」
饗・・・
あたし饗の事どう思ってるのかな?
やっぱ
好きなのかな。
だって饗、急に優しくなるんだもん。
ドキドキしちゃうよ・・・。
俺は
無理矢理で紀伊に付き合ってもらってる。
けどね、けどねなんかわかんないけどたまに紀伊が可愛く愛おしく見える。
(・◇・)?
なぜだろうか。
だって今もそうさ
ん?紀伊がソワソワしてるし溜め息もした。
なんかかんがえてんのかなぁ?
難しそうだなぁ。
ま、いっかぁ!
