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箱……漆

第2章 携帯


時計は、すでに次の日を表す…



仏壇の前で……結構寝ていたらしく…着信がなければ…朝をあの部屋で迎えていたに違いない…





階段を登り…突き当たりの部屋が香の部屋…



再び…部屋を開けると…段ボールが何個か…雑に置かれている…



俺が片付けないと…

香の部屋はこのまま……何年も時を刻むこととなる…



俺は、明日――――――…


明日…片付けるから…と…心で呟き――――――…



アパートから持ち出した…ガラパゴス携帯が入っていた段ボールを開けた―――…




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