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一通の手紙

第2章 童心取り戻しにいきましょう

『ごめん、ごめん、これは僕の?』


そう聞くと少年は本棚の角から顔を覗かせてコクンとうなずいてみせた


『りんたろう君…かな?』


「うん…そうだよ」


名前を呼ぶと少年は照れ臭そうに姿をあらわした


「僕の手紙…見ちゃったの?」


『うぅん、まだ見てないよ』


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