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腹黒ドS王子の愛する人2

第4章 謝罪

おれは小さな子供をあやすようにオリバーさんをなぐさめた。






「落ち着きました?」



「っ、うんっ.......」





あーあ、せっかく美人な顔なのに残念だ。



目は赤く腫れ泣きはらしたあとが痛々しい。



「オリバーさん、ちゃんと友達になりましょう。」


「へっ......」



「大切って言ったでしょう?」




「あ、おいっ....!!!」








またもや泣き出してオリバーさんが俺に抱きつく。






「ありがとうアオイイイイイ!!」



「わっ!!」




もっとクールで落ち着いた人だと思っていたのに。






何だかそれがおかしくて、俺はオリバーさんを慰めながら笑ってしまった。

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