無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　平川さんは顔を上げると、目を細めて口元に微笑を浮かべる。そして、「たまちゃんは、敏感で攻めていて楽しいよ」と言うと、アタシのクリトリスに舌を這わせた。求めていた刺激を与えられ、アタシの腰が浮き、背中が弓の様に反り返る。その反応を見て、抵抗しないと判断したのか、平川さんは捕らえていたアタシの手首を解放すると、自由になった手を秘裂に沈み込ませた。

　クチュクチュと音を立てながら、平川さんの指がアタシの恥コツの裏側にあるＧスポットを擦る。同時にクリトリスを吸い上げられ、舌で転がされると、下半身から甘い悦楽が拡がり、アタシのお尻は浮き上がってしまった。

　「あっ、あっ、あっ、あんっ!!」

　平川さんの舌と指の動きに併せて、腰がガクガクと震える。山岡さんの事が好きなのに、他の男の人で感じてしまうアタシは酷い人間だ。けれど、今のアタシは、そんな罪の意識を感じるよりも快楽に飲まれてしまっていて。いやらしく腰を振り、喘ぎ声を上げる事しか出来ない。

　「凄いね、たまちゃん。エッチな汁が床にまで垂れてるよ？ カーペット、シミになっちゃうかもね？ たまちゃんのお父さんとお母さんは、これを見て何だと思うんだろうね？」

　平川さんが、アタシの中から露を掻き出す様に手を動かしながらそう言うと、アタシの心に動揺が走る。しかし、だからと言って、身体の熱が冷める事はなくて。余計に感じてしまう。