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プリンセスさまのヒミツ

第5章 素直な気持ち

「ここで…いいかな。」

ここならたぶん知ってる人は通らない。

「さぁ話して。どうして待っていたのか。」

「はぁーーー…。お前鈍感すぎ。普通分かるだろ。好きな女が遅くまでバイトしてて、帰り道に誰かに襲われやしないか心配になって、だから家まで送ってやろうと思っただけなのにこんだけ問い詰められて。ちったぁオレの気持ちも考えろよ。」

「そ、そんなの誰だってビックリするよ。家に帰ったと思ったら扉を開けた瞬間目の前に立ってるんだもん。」

「好きな女まってちゃ悪い?」

ドキッ///

だ、ダメだ。さっきから胸のドキドキが止まんない。大輔の一言一言にドキドキしてふと大輔の顔を見ると心臓がこれでもかってくらいとびはねる。やっぱり好きなのかな…。

「私はただ…ちょっと心配になっただけだよ。だって二時間くらいずっと外で待ってたんだから、心配にもなるよ。」

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