捨て犬
第2章 ねぇ、やるの?
ペットボトルの水を飲み干すと
なんだか俺はダルくなって
パンツもはかずに
ベットに転がった
それから
財布に手を伸ばし
「弁当とアイス」
って言ってヤツに金を渡すと
「私のも買っていいの?」
って聞いてきた
「いーよ、好きなもん買え」
「うん」
こうやって生活してんだな
だからフェラうまいんだ
お前。
3日前
街をぶらついてたら
ヤツが声をかけてきたんだ
「泊めて」って。
家出してて
金も無くて
腹ペコ
なんでもするから
泊めてくれってさ
だから俺は
捨てられてた犬でも
拾ってくるみたいに
ヤツを
部屋に連れてきたんだ
そーやって
ヤツは今まで
色んな男のしゃぶってたんだろうな
あ、
もちろん
やらしてくれるよ?
何でもするって言ったんだからさ
けどさ
つまんねーんだよ
ヤツは
感じねーんだ。
ってゆーか…
マグロ?
あんま濡れねーし
や、俺が下手だって訳じゃ
ねーぞ?
多分…(苦笑)
なんつーか・・
放心状態
とか
心ココにあらず
とか
無感情
そんな感じ
だから
フェラばっか
させてんだ
俺。