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捨て犬

第16章 もう言うなっ

「エミ・・・これ・・」



「・・・ん」



「熱いからな?」


って
ココアをゆっくり
手渡そうとしたけど

無理だった


泣きやんではいたけど
エミの
カラダの震えは止まっていなくて
カップなんて
持てる状態じゃなかったんだ


仕方なく
ココアをテーブルに置いて
ベットに上がり

俺は

いつものように
座ってるエミを
背中側から抱きしめた


なんで・・・


こんなに震えてんだ?



なんか・・・

なんかさ







怖いよ



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