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捨て犬

第1章 おい、フェラしろ

そして夜
俺は仕事を終えると
まっすぐ家に帰り玄関で靴脱いだ


「たっだいま~」


って言ってみたけど
返事はなし


「お~い」


って言いながら
ワンルームの部屋に入ると
あろうことか
ヤツは
ベットで寝てやがった


「おい、起きろ!
お前、何様だぁ?!」


軽くカラダを揺すると
まだ、あどけない顔のヤツが
目を覚ました


「んっ…あ…おかえりなさい」


「なんで寝てんだよ
なぁ、荷物届いたか?」


「うん」


「おい、フェラしろ」


「うん」


タメ口だが歳下だ

単に敬語とか
わかんねーんだな
コイツは


あ~、コイツは
3日前からココにいるんだ




名前?



そんなもん
知らねー

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