捨て犬
第9章 殴らないで
俺は今日も
食事を済ませると
いつものように
エミを背中から抱きしめ
タバコをふかせる
そして
目を閉じて
エミのカラダに触れる
肩や腕・・
肩甲骨、脇腹・・
足、胸・・・
相変わらず
痩せてんな
俺がこうして
エミに癒されてる間
エミは何も言わないで
テレビを見ている
あ、多分ね。
エミは
テレビの方向いて座ってて
ずっと黙ってるから
多分テレビを見てる
はず。
痩せたエミの身体を
触ってると
なんだか・・・
かわいそうになってきて
うまいもん
食わせたくなる
「なぁ・・・」
「して欲しいの?」
「っう・・ちげーよ
もう、お前なんで
そればっか聞くんだよ俺に!」
「・・・・」
「ま、まぁいーや
あのな、そーじゃなくて
明日の夜さ
俺が仕事終わったら
飯、食いにいかねーか?」
「・・・・」
「遠慮すんな」
「うん」
「行く?」
「うん」
やった、デートだ
あ、やばい
俺うれしくて
ニヤけちゃってる
そんなとこ
あんま見られたくないから
俺は急いで
エミの髪に顔を埋めた
「じゃあさ
18:00に
俺の会社の近くの駅で
待ち合わせ。
来れる?」
「うん」
「じゃ、そーゆーことで」
季節が変わって
少し肌寒くなってきたから
着るものも
買ってやんねーと。
俺
寒いの嫌いなんだけどさ
ちょっと寒いと
こうして
くっついてるの
めっちゃ気持ちいいよな
食事を済ませると
いつものように
エミを背中から抱きしめ
タバコをふかせる
そして
目を閉じて
エミのカラダに触れる
肩や腕・・
肩甲骨、脇腹・・
足、胸・・・
相変わらず
痩せてんな
俺がこうして
エミに癒されてる間
エミは何も言わないで
テレビを見ている
あ、多分ね。
エミは
テレビの方向いて座ってて
ずっと黙ってるから
多分テレビを見てる
はず。
痩せたエミの身体を
触ってると
なんだか・・・
かわいそうになってきて
うまいもん
食わせたくなる
「なぁ・・・」
「して欲しいの?」
「っう・・ちげーよ
もう、お前なんで
そればっか聞くんだよ俺に!」
「・・・・」
「ま、まぁいーや
あのな、そーじゃなくて
明日の夜さ
俺が仕事終わったら
飯、食いにいかねーか?」
「・・・・」
「遠慮すんな」
「うん」
「行く?」
「うん」
やった、デートだ
あ、やばい
俺うれしくて
ニヤけちゃってる
そんなとこ
あんま見られたくないから
俺は急いで
エミの髪に顔を埋めた
「じゃあさ
18:00に
俺の会社の近くの駅で
待ち合わせ。
来れる?」
「うん」
「じゃ、そーゆーことで」
季節が変わって
少し肌寒くなってきたから
着るものも
買ってやんねーと。
俺
寒いの嫌いなんだけどさ
ちょっと寒いと
こうして
くっついてるの
めっちゃ気持ちいいよな