ディアブロ☆~共同生活約150日~
第20章 過労
「…気になる?逞くんのこと。」
『え?
…まぁ、そりゃあね。
私が言うのもおこがましいけど
大事な仲間だと思ってるから…。』
「それだけ?」
『へ?』
そう聞いたじゅんくんはしばらく
黙って、小声で話した。
「逞くんのこと…好きなんじゃない?」
『す…好きって!?』
「うん…なんとなく…。」
『ど、どうしていきなり!?』
「や…ごめん。なんでもないよ。
ん!ごちそうさまー!
おいしかったよ!」
『あっ。純くん!』
純くんは焦ったように
食器を下げて部屋に戻った。
(私が…逞くんのこと?)
その日私は純くんに言われた
一言が気になって
ぐっすり寝付くことが出来なかった。