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16才の初恋

第2章 桜




桜、桜、桜―

校庭をうめつくすほどの桜。

『お母さん。もう少しココにいてもイィ?』

「あら、遅刻なんて言って早くつきすぎちゃったわね。いいわよ。そのかわり…『絶対、走らないこと。わかってるよ。』」

「わかってるならいいんだけど…。ちゃんと時間に来なさいよ。」

『は~い。』


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