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上エッチ新幹線

第2章 浜崎健太の事情①

案内されたのは
上越新幹線の最後尾である
何の変鉄もないグリーン車。

しかしよく見ると透明のガラスで
4つの座席が仕切られていて
個室のような構造になっていた。

「浜崎さんはこちら。葉山さんはこちらへ」

通路を挟み隣り合わせで
俺と菜々子は座席に腰を降ろす。

菜々子は不安そうに俺を見つめる。

俺も正気ではいられなかったが
『大丈夫』と気持ちを込め頷いた。

いったい何が始まるのだろうか。

場合によっては俺が菜々子を
守らなくてはならない。

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