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上エッチ新幹線

第14章 仲谷慎之助の事情③

「辞めたら信じてくれるか?」

それでも俺は朋美が欲しい。

そして以前の朋美に戻ってほしい。

膨大な違約金が発生するだろうが
背に腹はかえられない。

「辞めてくれるの?」
「今月いっぱいは働くことになるけど。
それだけは許してほしい」

俺が勤めていた秘密クラブが無くなり
真知子社長に拾ってもらった恩もある。

俺を可愛がってくれた客にも
御詫びと挨拶をしたい。

「それに今月末は朋美が俺を指名して
るんだよ。最後は朋美で締め括りたい」
「まだ一週間もある。その間に何人抱くの?」

朋美の怒りや疑いは
それでも拭いきれずにいた。

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