テキストサイズ

上エッチ新幹線

第14章 仲谷慎之助の事情③

「もしもし……」
『おまえどこに居るんだ?』

旦那からの着信に動揺してしまったのか
朋美はスピーカにしてしまい
それに気付かず話を続ける。

「買い物です」
『電車に乗っているような音がするが』
「山手線に乗っているので……これから
三越に行こうかと……」

平然と嘘をつく朋美。

俺が居る手前
仕方のないことだが
出来れば見たくはなかった。

『丁度良かった。その件について話がある。
すぐに引き返してこい』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ