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上エッチ新幹線

第17章 財前朋美の事情③

彼女が言葉を口にすると
慎之助から唇を重ねた。

彼女が慎之助の腰に手を回すと
慎之助もそれに応えるよう
彼女を抱き寄せた。

互いに別れを惜しむような
長いキスだった。

唇が離れると慎之助は彼女の肩を抱き
歩みを始めた。

寄り添う二人はこちらに向かい
歩いて来るが慎之助は
立ち尽くす私には気付かない。

そりゃそうだろう。

慎之助の視線は彼女に釘付けである。

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