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上エッチ新幹線

第3章 試験官とリベンジ!?

ガラスで区切られている
この個室のような空間に
何かの意味があるのか。

隣の座席では
椎名理佳が奥の窓側に座り
健太は通路側で
二人は寄り添うように座っている。

「気になります?」

正面に座る仲谷慎之助がぶっきらぼうに
隣の様子を窺う私に問い掛ける。

「……いいえ」

本当は凄く気になる。

気になるどころか
二人を引き離したい。

でも……この異様な空間が邪魔をする。

それも私が仲谷に怯える材料だから。

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