上エッチ新幹線
第21章 財前朋美の事情④
「これからはずっと一緒に居れるな」
慎之助が私の肩を抱く。
「……そうね」
浩平に別れを告げられてしまうだろう。
こうなってしまった今
私には慎之助しか居ない。
慎之助は私を抱き寄せ唇を重ねる。
「お取り込み中失礼します」
即座に唇を離す。
綺麗な女性とその背後に居る菜々子が
私と慎之助の行く手を阻んだ。
「理佳さん……」
慎之助も呆気にとられている。
この理佳と呼ばれた女性は?
「お二人とも列車に戻ってもらえますか?」
優しい表情を浮かべながらも
目元は殺気立っていた。
慎之助が私の肩を抱く。
「……そうね」
浩平に別れを告げられてしまうだろう。
こうなってしまった今
私には慎之助しか居ない。
慎之助は私を抱き寄せ唇を重ねる。
「お取り込み中失礼します」
即座に唇を離す。
綺麗な女性とその背後に居る菜々子が
私と慎之助の行く手を阻んだ。
「理佳さん……」
慎之助も呆気にとられている。
この理佳と呼ばれた女性は?
「お二人とも列車に戻ってもらえますか?」
優しい表情を浮かべながらも
目元は殺気立っていた。