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上エッチ新幹線

第33章 一難去ってまた一難!?

翌日、私を指名したお客様。

「健太とヨリを戻せないか?」

料金を払っているから一応はお客様。

そして私の高校時代の同級生でもあり
元カレである健太の親友。

伊原壮介。

「私を説得する為だけに乗車したの?」
「葉山と別れてからの健太を見てられない
から」

久し振りに苗字で呼ばれた。

健太にとって私の存在は絶対であり
私を『菜々子』と呼ぶことは
健太と私の身内しか許されなかった。

今思えば何て窮屈な恋愛を
していたのだろうか。

7年もの間を。

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