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上エッチ新幹線

第38章 仲谷慎之助の事情⑨

彩乃との出会いは4年前。

既に彩乃は秘密クラブで
ホステスとして働いていた。

『キミが新人くん?私は彩乃。よろしくね』

秘密クラブのマネージャーとして
勤めることになった俺に
最初に声を掛けてくれたのは彩乃だった。

『仲谷です。よろしくお願いします』
『下の名前は?』
『慎之助です』
『じゃ、慎之助って呼ばせてもらうね。
うちらタメらしいからさ』

彩乃の馴れ馴れしさは今も昔も変わらない。

それが疎ましく苦手としていたが
あることをきっかけに
親友と呼べるまでの間柄になった。

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