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上エッチ新幹線

第44章 桐生彩乃の事情③

「そのみっともないキスマークが消えるまで
有休を使いなさい」
「そうさせて頂きます。御迷惑お掛けします」

慎之助は真知子社長の圧力に
屈することはなかった。

「それと……互いに深く知りすぎないように」
「理解に苦しむ御忠告ありがとうございます」

慎之助は冷たく言葉を返したが
真知子社長は藪から棒に
思い付きやはったりで
言葉を口にするような人ではない。

「この真知子さんの言葉は二人への恩情よ」

理佳の合いの手によって
更に真知子社長の言葉に重みを感じる。

それと同時に殺気も感じた。

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