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空に見ている

第2章 ら


ヒロノブ君は、クラスの男子に“ヒロ”って呼ばれている…



私も…心のなかで“ヒロ君”と呼ぶことが増えた…




相変わらず…挨拶だけで…

彼と、長く会話することはいまだに無い…



でも、ヒロ君の読んでいる本は…気になって…



本屋で探したりする…




彼が読んでいた本を読んだからと…



彼と親しくなれるわけではないのに…





それでも…彼の趣味思考に触れたくて…




私は、本を探す――――…



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