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『まあ、信じるも信じないも咲ちゃんしだいだけどね…』
とエロースは
咲につかまれて
ヨレヨレになった長い耳を両手で
整えながら言った。

――――
私…
満ともう一度
毎日が愛されてる
愛し合ってるって
心が満たされる日々が欲しい!!

『分かったわ!!ウサコちゃん!!』
と答えたあと
エロースに向かい
『トキメキの魔法をかけて!!』と
覚悟を込めて叫んだ。

すると
エロースは
『了解!!』とつぶらな瞳で
咲をみつめてから
『☆…⊿〇…ν＊※☆※☆￠…⊿≧◆―――!!』
と意味不明な発音で
呪文を唱えたあと
…………ペタッ………
咲の胸元に
☆印のシールのようなものを貼った。

そして

『トキメキの魔法をかけたからね。咲ちゃんは、明日からこの胸のシールが光ったら、善悪を自分で判断しないで、その時に心が赴くままに動くんだよ!!　　　…………そしたら幸せになれるからね～♪』
と咲に笑顔で
エロースは話しかけてから
キラキラの光とともに
咲の前から消えていった…。

咲の回りには
いつもの公園…
気がつけば1時間の時間が経過していた。

咲は
よし!!ときめきエネルギー
一杯チャージするぞ!!
と心に誓った。

………咲良咲27歳の
ときめき探求物語がこうして幕を開けた!!