テキストサイズ

エロース …ときめき探求物語

第11章 夏の夜のアヤマチ …隠されてたトラウマ

―――『おい……。後悔しないのかお前?』

咲を見送る豊の背後から
紫の煙が立ち込めて
なんとパトスが登場した。

『ええ。後悔はしません…。こうしないと俺が前へ進めないですから…。』

すると…
キラキラの光とともに
そこにエロースが登場した

―――『ちょっとちょっと!!あんたなにやってるのよぉ…!! なんで、あんたが満じゃない人間にコンタクトとってるの?』
とエロースがパトスに
詰め寄った。

―――『それはなぁ…。あまりに潔癖だった咲の性に対する価値観を作っちまった咲の過去にメスを入れないと、満と咲の性生活は破綻するぜ…
 ……あ…、お前もしかして咲の過去をリサーチしてねえのか?』
とパトス…

―――『な…なによ…その過去って……』
エロースはパトスを睨みつけながら尋ねた



咲は従兄である豊を
幼い頃から
よく遊びに来てくれるお兄ちゃんとして
淡い初恋のような感情を持っていた…

咲が中1の夏…
叔母とともに高3の満が
家に泊まりで遊びに来た。
それは
毎年の恒例行事だったのだが…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ