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エロース …ときめき探求物語

第4章 トキメキはピーンと硬くなった乳首から

『おはようございま~す!!』

咲は
職場の【リラクゼーション テオーリア
      双葉ショッピングセンター店】に
到着した。

『あ。咲ちゃん、おはよう。さっそく予約入ってるわよ。いつもの寺門さん。』
と店長の
広子が咲に告げた。

――――えっ…やだなぁ……………。

咲の表情が曇る。

寺門太【テラカド フトシ】は
咲のマッサージの施術を
頻繁に受けに来る
この辺りを営業出回っているであろう
サラリーマンだ。

体重100キロは越えているであろう
肥満体型で
いつも汗をかいている
40代前半の男性である。

リラクゼーションマッサージには
仕事の合間にやって来る
男性客が多いので
それだけでは何も珍しいことはないのだが

太は…下心が丸出しなのである。

テオーリアでは
タイ古式マッサージをメインに
アロマオイルマッサージと
洗体マッサージを取り入れた
施術をしているが
あくまでもマッサージ店であり

巷に氾濫しているような
男性の性欲を満たすような性的サービスを
かねているような店ではない。

しかし
太は違うのだ…。
いつも施術ちゅうに
さりげに咲に触れてくるのだ…。

咲もそれには
ある程度気がついてはいるが
今まではさりげにそれを回避して
ニコニコ笑顔で対応していたが
本心では
いつも
―――……嫌だなぁ
と感じていたのだ。


『あの…今日は寺門サマはどんなコースを?』
と咲は広子に
コースの確認をとった。

『えっと… タイ古式が40分とオイルマッサージが40分… …そして洗体マッサージが40分ね♪』

咲は微妙に
鳥肌がたった…。

―――寺門サマ
来店ごとにコースと時間が増えていく…

と…言うことは
今日は2時間ずっと
お触りされるかも…って緊張感もちながら
うまく回避して
施術し続けるの?

―――はぁ…ヤダっ。

と、その時
胸元の☆が今までになく光りだした…

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