
エロース …ときめき探求物語
第6章 キスの達人
咲は
そっと頬に触れている
辰蔵の唇に
自分の唇を重ねてみた!!
――――!!
唇が重なった瞬間に
驚いたのは
辰蔵だった
辰蔵は咲を見つめて
『……咲良さん……。こらこら…。年寄りをドキドキさせるんじゃないですよ』
と
落ち着いた優しい目で咲に諭すように
言葉をかけた。
『あ…。ごめんなさい!! 私…実は何年も旦那とキスさえしたことがなくて… ………さっき辰蔵さんが話してくれた、奥さまとの思出話に感激しちゃって… …ごめんなさい』
咲は
恥ずかしげな表情で
辰蔵へキスをしたことを詫びた…
その可憐な謝りかたに
辰蔵は咲のなかに
先だった妻の郁代を重ね合わせた
――やっぱり神さんが
俺を郁代にもう一度会わせてくれたのか?
―――………!!
辰蔵のなかの何かが弾けた。
『咲良さん… 咲良さん… …今だけ郁代になってくれんか?』
今度は辰蔵から
咲に覆い被さるようになりながら
今までのような
優しいキスではない
辰蔵のなかに潜んでいた
老練な欲情が溜まりに溜まった発露のような
濃厚なキスの雨を咲に
浴びせた…………。
そっと頬に触れている
辰蔵の唇に
自分の唇を重ねてみた!!
――――!!
唇が重なった瞬間に
驚いたのは
辰蔵だった
辰蔵は咲を見つめて
『……咲良さん……。こらこら…。年寄りをドキドキさせるんじゃないですよ』
と
落ち着いた優しい目で咲に諭すように
言葉をかけた。
『あ…。ごめんなさい!! 私…実は何年も旦那とキスさえしたことがなくて… ………さっき辰蔵さんが話してくれた、奥さまとの思出話に感激しちゃって… …ごめんなさい』
咲は
恥ずかしげな表情で
辰蔵へキスをしたことを詫びた…
その可憐な謝りかたに
辰蔵は咲のなかに
先だった妻の郁代を重ね合わせた
――やっぱり神さんが
俺を郁代にもう一度会わせてくれたのか?
―――………!!
辰蔵のなかの何かが弾けた。
『咲良さん… 咲良さん… …今だけ郁代になってくれんか?』
今度は辰蔵から
咲に覆い被さるようになりながら
今までのような
優しいキスではない
辰蔵のなかに潜んでいた
老練な欲情が溜まりに溜まった発露のような
濃厚なキスの雨を咲に
浴びせた…………。
