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エロース …ときめき探求物語

第1章 探求したい!!

『ねえ満。このパジャマ可愛くない?』

咲はそう言って
昨夜
新しいパジャマに袖を通していた。

『ああ…。可愛いよ』
満は一瞬うつ伏せに布団の上で
寝転がる姿勢のまま
咲を振り向いてそう答えた。

―――ちょ…ちょっと待っただよ!!
今、ちゃんと見てくれてないじゃん!!
咲は
満にそう心のなかで
呟く………。

『それよりさ、今週末さ…、ちょっと釣りに誘われたから行ってくるわ』
と満は
うつ伏せでメールをしながら
咲にそう伝えたが…

『ちょっと満ぅ!!この週末は夏物の服を二人で買いにいってから、ついでに映画を見る約束してたじゃん!!』
と咲は唇を尖らせて
言い返した。

すると満は
『あれ?そうだったっけ?悪りい…。釣りっていっても仕事の付き合いなんだよな…。なので買い物と映画、今度に回してくれよ!! 今さ…もう釣りに参加するって返信しちゃったし…』

メール送信した
スマホを枕元に置いてから
『わりいな…咲ちゃん… …なんかくたびれたからもう寝るわ俺』
と壁がはに横をむいて
咲に背中を向けるようにして
布団に潜り込んだ満だった…。

―――もう!!いつもこうだ!!
最近
満は私に全然関心持ってくれてないじゃん!!

その証拠に…

『ねえ、満… 私がさっき見てよ~って言ったパジャマは何色でしたか~?』
と咲は満に質問した。

『あ――――――…………。ピンクだろ?』
と満

咲は開いた口が塞がらない…
『もう水色だよぉ!! やっぱ満、最近全然私のことも思ってくれてない!!』
と咲はイラッとして
充の背中に叫んだ。

『あ… ほら… 咲ってピンクってイメージあったから…。 そんなカリカリしてたら寝れないぞ…。おやすみ~』
と布団から片手をだして
満は咲に手を振った…


というシーンで画面がストップして
画面には
こんなデータが表示された。

咲…ときめき度40%
     →ときめきパワー注入の必要あり
満…ときめき度40%
     →ときめきパワー注入の必要あり   

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