びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】
第3章 飴玉本舗✡摩訶不思議堂
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、雅ぁっ…!」
張り詰めて
少しでも触れたら吹き出しそうな潤くんのソレ
「一緒にイこっ…!」
「ぁっ、ぁっ…いっ、しょにっ…!」
どこまでも、潤くんと二人で
「はぁっ…はぁっ…潤くんっ…!」
好きだ
好きだよ
「イクよ…!」
「ぁ、ぁ、ぁ、あぁぁっ…!!」
イキそうになって
慌てて潤くんのモノを数回扱くと
弓形に背中を反らす潤くんから溢れ出した熱い液体を感じて
その瞬間、俺も一気に引き抜き
潤くんの腹の上に熱を放った
「はぁっ…はっ…潤くん…」
「……雅紀、さんっ…」
「最後まで出来たね…」
「うん…出来た……」
スッと瞳を閉じて
俺の肩を掴んでいた手が、力無くベッドに沈む
「幸せ…」
また、潤くんの目から涙が溢れて
「泣かないの」
ちゅうっ、と涙を舐め取ると
ゆっくり身体を放した
「ちゃんと準備してなかったから
負担かけちゃってごめんね、」
ううん、と潤くんが首を振る
次はちゃんとしとくから
最後の時まで潤くんの中に居させてね
動けないでいる潤くんの身体を丁寧に拭いていると
これは欲望を吐き出す行為じゃなくて
愛を送り込む行為なんだと気付いた
帰りたくないな
ずっとこのままで…
愛おしさがこみ上げてくる
半分夢の中にいる潤くんの隣りに寝そべって
裸のまま抱きしめた
んっ…
心地良い温かさの中
俺は目を覚ました
腕の中には、愛しい人
あぁ、俺、昨日…
思い出すと顔が赤くなる
身体を重ねた後
こんな風に朝を迎えたこと、なかったな…
腕の中ですやすやと眠る潤くんの頬に
チュッとキスをした
「ん…雅紀さん…?」
「おはよう、潤くん」
「おはようございます
あ…仕事…」
時計の針は9時半を指してる
「遅刻、かな」
「ううん、会議10時半からだから…」
膝から崩れ落ちそうになる潤くんを抱きかかえて
一緒にシャワーを浴びた
「イテッ…」
「やっぱ辛いよね、ごめんなさい…」
「謝る必要ないでしょ?
僕が望んだんだから」
自分を責めたりしないように
俺を気遣ってくれる潤くんの優しさが嬉しかった