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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第6章 ブラコンですが、何か?






「されて、ない…」


しょーくんから目が離せない


「嘘だと思うなら確かめて…?」

「雅紀、俺… 俺は…」


その先は聞きたくなかった
だから僕から口付けだんだ

何も言わないで
そうさせたのは僕だから


「ゴメン…」


謝るのは僕の方だ


「僕は…しょーくんの事が好きだよ…?
ずっと…ずっと好きだよ…
上書き、させて…? 全部…」

「全部…?」

「僕の事… 好きって言って…?」


こんな風に誘うのは初めての事だった
しょーくんの手を、僕の中心へと誘う


「雅紀…」

「僕もう子供じゃないよ…?
あの頃と違う…
だから
僕を愛して…?
しょーくんに愛されたいんだ…」


しょーくんから離れようだなんて、そんなバカなこと
もう二度と考えない様に
考えられない様に
しょーくんで埋め尽くして
僕の中に深く刻んで
その爪痕を残してほしいんだ


「俺も…
俺も雅紀が好きだ…」


ジーンズのファスナーを下ろされて


「雅紀が欲しい…」


滑り込ませるようにして
熱く反り立ったそこに触れて


「しょーく…!」

「愛してる」

「あぁっ… 僕、もっ…!」


誰よりも


「愛してるっ…」


愛しているんだ

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