貴方と私
第7章 夜道
「俺は真衣が好きだ。」
『お前…、たった出会って一週間も経ってねぇだろ。』
「だから?」
『だからじゃなくて…』
「俺、その前から真衣の事知ってるし。あいつは気付いてないだろうけど。こんなんになったし。」
『…あそ。』
「まっ、協力よろしく♪」
『嫌だ。いくら親友でも、協力しない。』
「なんだよ。真衣の事、好きじゃないんだろ?」
『…あぁ。』
「ならいいじゃねぇか。」
『嫌だ。』
「ッチ。ならいい。」
『おう。』
「真衣と話さないでくれ。」
『は?』
「言葉のままだ。じゃあな」
零嗚の奴…、
何考えてるかわかんねぇ。
譲らねぇし。