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貴方と私

第8章 亀裂




真衣は席について、
いつものように、
お気に入りの本を読んでいたら
クラスメイトの女の子のグループに
呼び出された。

「ちょっと、加藤さん。」

『? はい。』

「こっちに来て。」

『はぁ。』

私が席を立つと、

「行くの?」

と、蓮くんが聞いた。

蓮くんの質問に戸惑ったけど

『うん』

とだけ残して
彼女達の後を追った。

ついた先は、
屋上だった。



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