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貴方と私

第9章 忠告




ガラッ

教室に入ると、ちょうどHRが
終わったところだった。

零嗚と目が合ったが、
不意にそらしてしまった。

「加藤!遅刻か?後で職員室に来なさい。」

『…はい。』

先生がいなくなり、
教室は賑やかになった。

私は、職員室に向かおうと席を立つと、

「真衣。」

零嗚に呼び止められた。

瞬間、女の子達がこちらに視線を向けたのがわかった。

私は零嗚の言葉を無視した。



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