テキストサイズ

キミのとなり

第10章 幼馴染み

「ん…んっ。」

「カズ…カズ…」

部屋に入るとすぐにマサキはキスしてきた。

角度を変えながら長い長いキスをする。

やばい。立ってられない。

膝がガクンと崩れそうになったからマサキが抱えるようにして、そっと膝立ちの姿勢になって、それでも唇は離せなくて貪るようにキスをした。

ちゅ。ちゅ。

俺も夢中になって短いキスをマサキにした。

マサキは俺の上唇と下唇を交互に食べるみたいに、はむはむと啄む。

俺の唇がかすかに開いた隙間にマサキの舌が滑り込んでくる。

おずおずと舌を出すと絡め取られた。

絡み合う舌と舌。

キスって、こんなに気持ちいいんだ。

ちょっと酸欠状態だ。
体を動かしてマサキを見たら、びっくりするくらい甘い顔で俺を見た。

デレデレ…って顔。

「マサキ。」

「ん?」

「好きだよ、すごく。」

「俺の方が好きだよ?」

そう言って頬に手を添えてチュッって1回、可愛いキスをくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ