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レット・ミー・ダウン【ARS・NL】

第5章 昨夜の夢【翔】

作者は、夢の中では女子高生。(爆)

櫻井さんは、20代半ばくらいです。

❇︎❇︎❇︎

私が電車に飛び乗ると、大好きな翔くんが座っていた。

珍しく髪を下ろしている私を毎日見て、翔くんは言った。

翔「かわいいじゃん。」

その言葉が、自分に向けられたとは分からなかった私。

後ろを振り向くと、セーラームーンの車内広告。

私「ほんと、セーラームーンかわいいね!」

なぜか、翔くんは舌打ちした。

翔くんは、私に近づくと私の腰に両手を回し、グッと引き寄せた。

翔「電車おりたら、抱きしめてやるから。」

電車を降りても抱きしめられることはなく、(あれ?)、翔くんは港に向かって歩き出した。

翔「水上スキーする。」

水色のウェットスーツに身を包んだ翔くん。

鍛えあげられた筋肉が、ウェットスーツごしにわかる。

後ろ姿が素敵。

翔くんは、ボートに乗って、沖に出ていった。

翔くんの姿は見えなくなった。

私は港でずっと待ってたけど、翔くんは帰って来なかった。

おわり

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