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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第4章 ~不満爆発~

「2時間目後の休み時間に、頭に包帯を巻いて普通に教室に戻って来た」

まぁ、時々だけど頭を押さえながら少し、苦痛の表情を浮かべてたけど…。

きっと、まだ痛むんだろう…。

「それに歩は、クラスの奴らに俺の様子を見に行く途中で、階段から踏み外して落ちたって説明してた…。」

「そうか…。」

「なぁ、機会があればソイツを俺と蛍に紹介してくれないか?」

「お前らに?」

聡の言葉に、俺は首を傾げる。

「研磨を庇って怪我をして倒れたんだし、ダチを庇ってくれた礼はしたいじゃん」

「それに、研磨のダチだし俺らもどんな奴か話してみたいんだ」

蛍と聡は、歩のことを気に入ってくれたみたいだ。

「良いぞ~♪」

歩、俺を庇ったせいで本当にゴメンな…。

◇花音学園1階・食堂◇

-歩視点-

「痛ッ」

頭の痛みで、箸をトレイの上に落とす。

「歩、大丈夫か…?」

「まだ痛むのか…?」

「うん、心配かけてゴメンね…。」

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