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ウサギとオオカミ ~雪の話〜

第2章 告白って難しいです。




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「買ったねぇー…」



気づけば夕方になっていた。



告白、しないと…




「雪くん?どーしたの?帰るよ?」



「…今日はありがとうございました…

それでっ…

話したい事があって…」




「何?」





誰も居ない道だった。




もう、暗くなりかけてて…





「…俺っ…


トーマさんが好きです…」



暫く、沈黙はつづいたけど


「…そっか。恋愛対象としてなら、、


ごめんね?」



俺は俯いたまま顔をあげれなくて…


顔は真っ赤で、多分泣きそうな顔をしていたんだと思う。



「わかってて言ってます…どうしても言いたくて…」



「うん…雪くんは今からがあるからね。


律には言わないから顔上げて?」





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