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俺の名前は宇佐美 雪。


雪と書いて｢セツ｣と読む。



物心がついた時にはもう、両親は他界しており、



兄弟で暮らしていた。



｢あ、雪。おかえり。｣

｢ただいま…｣



兄は二人いて、徹にぃと律にぃ。

そして、姉に秩ねぇがいる。


その中でもいつも一緒にいたのは律にぃだった。




いつも優しく手を握ってくれた。




小学校の運動会何かも

律にぃだけは欠かさず出てくれた…


どんなに忙しくても。




そんな律にぃは大好き…


だけど、、




俺は恋してはいけない人に


恋してしまった。