平凡とは何だろう
第9章 七月の二十三日
夢を見ていた
その夢は凄く幸せで
そして凄く切なくて
悲しみもあったけど楽しい日々
君は夢から覚めた
一度感じた夢は二度と同じ物にはならない
一度だけ
夢は記憶に残る物もあれば
消える物もある
この夢はあなたにとって大切な夢でした
今は思い出すと
笑いながら泣いちゃいます
胸の奥がぎゅっと締め付けられる息苦しさ
これもまた
あなたにとって大切な思い出
見終わった夢は自由自在に動かせるもの
どうせなら
思う存分あなたの思いのままに
それだけで空の色は何色にでもなるんだよね