箱……捌
第2章 一線
日々エスカレートしていく…【弱者】への扱い…
精神的に追い詰める【強者】まで現れ…
俺は、八方塞がりになっていく…
責任の擦り付けられや…忘れ物の肩代わり…
ネットでの名前貸し…
先生達にも目をつけられ…
高校への進学に響くから“イタズラ”は止めなさいと…しかられる日々…
身体のアザは、増えていく一方で…
先生や両親の俺に対する信頼度はどんどん薄れていく…
そんな精神的苦痛は…
俺の頭皮に現れる―――…
髪に隠れてはいるが…5ミリ程度の円形脱毛症が俺には出来ていた…
毎日…毎日―――――…
毎日―…
ここは地獄なのではないか?と思うほどだった…