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異彩ノ雫

第62章  一ノ月 ②




雨音が

夜を震わせ 胸を揺する



忍び込む幻に

心まかせ

目を閉じれば

彼方の人の想われて…



硝子をつたう滴ひとすじを

そっと 指で追いかける







【氷雨】


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