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異彩ノ雫

第66章  二ノ月




冬晴れの陽だまりに

春告げの花

少しほころび

遠き面影浮かびたつ



まろき微笑みは

触れる指先を躊躇わせ

ただ

吹く風の穏やかなるを

祈るばかり…



守られてあれ

儚く薫る 愛しき命







【紅梅】


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