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異彩ノ雫

第68章  二ノ月 ②




ふと ついたため息が

散らせたものか…

木の葉がひとつ

水面を揺らす



しじまに広がる 同心円の波模様



飽かずに眺める

胸の内にも いつしか移り

鎮めた想いを揺り起こす







【ため息】


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