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異彩ノ雫

第117章  七ノ月 Ⅱ ④




ねえ…



あの日

揺れる瞳で何を言いかけたのか

君は



ふたりで見上げた夜空の華も

帰り道のつないだ指も

確かにあったことなのに…



つづく言葉の聞きたさは

時間とともに影が、濃い







【帰り道】


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