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異彩ノ雫

第122章  八ノ月 Ⅱ ②




嵐の夜に流れるジャズは

荒れる海をゆく船の

束の間のしじまを思わせる…



指先に絡まる薄い紫煙

グラスに触れる氷のひびき



琥珀色の時間は夢にとどまり

めぐる想いを惑わせる







【琥珀】


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